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佐倉支店の田村です。
住宅の外観や暮らしやすさに大きく影響する「屋根のかたち」
今回は、代表的な屋根の4種類「切妻(きりづま)」「片流れ(かたながれ)」「寄棟(よせむね)」「差し掛け(さしかけ)」について、それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
■ 切妻屋根(きりづまやね)
三角形の形をした、最もオーソドックスな屋根。
左右に傾斜があり、シンプルで雨水の排水性も高いのが特徴です。
・メリット:施工が比較的簡単/通気性が良い/コストを抑えやすい
・デメリット:横風の影響を受けやすい/デザインがシンプルすぎると感じる人も
■ 片流れ屋根(かたながれやね)
一方向だけに傾斜している屋根で、モダンな印象が魅力。
太陽光パネルを設置しやすいことから、ZEH住宅にも多く採用されています。
・メリット:モダンで個性的な外観/太陽光の効率が良い/雨水が片側に流れる
・デメリット:片側に負担がかかる/風の影響を受けやすい場合がある
■ 寄棟屋根(よせむねやね)
4方向に傾斜を持つ、重厚感のあるデザイン。
風に強く、全体にバランスが取れているため、日本の住宅で昔から多く使われてきた形です。
・メリット:風に強い/見た目が安定していて落ち着く/耐久性が高い
・デメリット:施工費用が高め/屋根裏の通気性が悪くなることがある
■ 差し掛け屋根(さしかけやね)
メインの屋根に小さな屋根が差し掛けられた構造で、屋根面がずれるように組まれています。
複雑な外観が特徴で、立体感のあるデザインを好む方に人気です。
・メリット:デザイン性が高い/外観に動きが出る/庇(ひさし)のように使える
・デメリット:構造が複雑/雨仕舞い(雨漏り対策)に注意が必要
屋根のかたちは、見た目の印象だけでなく、耐風性やメンテナンス性、住み心地にも大きく関わってきます。
家族構成やライフスタイル、地域の気候などに合わせて、最適な屋根の形を選びましょう!
お読みいただきありがとうございました。